195 前スレ1 sage New! 2006/09/17(日) 23:11:30.56 ID:X8kLilX10
貰った。張り付ける。
とある無の地で――。
そこは地も空も無い、なにもない光景の世界。
しかし、その世界にただ1人、血に染まったような赤髪と睨み殺すような鋭い黄色い瞳を持った青年が浮遊していた。
「この世界の居心地はどうだ?ルーシェル」彼の後ろから声を掛ける者が1人、
振り返るとそこにはミーカールが立っていた。
「最悪だよ、早くここから出してくれないか?ここは壊すものも殺すものもなにもないんだ・・・
毎日退屈でしょうがない」ルーシェルと呼ばれた青年は両手を広げてくるくると回りながら答える。
207 前スレ1 sage New! 2006/09/17(日) 23:12:18.21 ID:X8kLilX10
「お前にはこの世界がお似合いだ。
お前が今自由になればすべてを消し去る」ミーカールがそう呟いた瞬間、
彼の頬になにかが掠った。そしてその直後、ミーカールの後方で大爆発が起こった。
ルーシェルと呼ばれた青年がやったことだろうが、
まったくなにをしたのかわからなかった。
「ハハハッ・・・さすがミーカール、動揺しないんだ」
ルーシェルは不気味な笑いを浮かべて呟いた。
230 前スレ1 sage New! 2006/09/17(日) 23:14:11.18 ID:X8kLilX10
「私をこの世界に封印した奴の名前なんだっけ?たしかアウルって名前だったな・・・殺したくてしょうがないよ。
封印されたときを思い出すとイライラしてしょうがない」
「残念だったな、それは出来ないことだ。お前はこの世界から出ることは不可能だからな・・・」
「フンッ・・・」
「私はこれで失礼する・・・」
ミーカールはそう言って彼に背を向けた。
ルーシェルはニヤリと笑いを浮かべて彼の後姿に向かって呟いた。
「あと千年か二千年ほどで封印が解けるな?」
「・・・なぜそう思う?」ミーカールは振り返らずにその場で答えた。
「なぜ時間が出来ると私の様子を見に来る?永遠に出ることが不可能ならそんなことする必要がないんじゃないか?」
「・・・フッ」ミーカールは瞳を閉じて笑みを浮かべると姿を消していった。
以上でルーシェルの出演は終了です。
本当にありがとう御座いました。